上善は水に治(似)たり
『老子』第八章
みなさん。こんにちは
表題の件ですが、『老子』では一番善い行動は水のようだ。と述べています。それは、人間関係において、水のように振る舞うのが善いと考えていたということです。
では、水のように振る舞うとは具体的に何なのか。考えていきましょう。
3つの事柄
早速ですが、述べられた八つの事柄から三つを選択しました。それがこちらです。
- 淵し→奥深い
- 信あり→真面目である
- 時にかなう→タイミングが適切
第八章の冒頭では、水は万物に恵みを与え、勝ちを求めて争うことがないという二つの理由を踏まえたうえで”善い”と述べています。では、上記の三点と水のような態度を関連付けていきましょう。
上記の三点に関して、対になる事柄を考えます。例えば、奥深いです。
奥深いとは、深い洞察力をもっていて、ある出来事の原因や結果まで目が行き届く態度と私は考えました。対になるのは、その瞬間の出来事を想像や事実かわからないことで肉付けする態度でしょうか。
また、一歩引いた奥深い対応の参考例としてストア哲学を参考にできるかと考えています。それがこちらの記述です。
誰かに怒りを覚えたときには、その怒りをたきつけている張本人は自分の考えとしるがよい。君がまずすべきこととは、そうした印象に流されないようにすることだ。
エピクテトス『提要』
また、アメリカの臨床心理学者であるアルバート・エリスはストア哲学のこの考え方を参考にABC理論など、出来事に個人の解釈が影響して、行動を決めると考え方を述べていたりもします。
奥深い態度が、争いを産まない。また、その態度を真面目に、適切なタイミングで告げることで皆の幸福にもつながる。そう考えるのは私のこじつけがすぎるでしょうか。
末尾
『老子』では本日紹介した三つの他にも水のような態度をいくつも紹介しています。気になる方は『老子』の第八章を読んでみてください。
それでは、